Japanese Whisky
哲 / Tetsu

Philosophy in every drop.
Creation is an eternal pursuit.

Nikko Kaido
Oyama Distillery
Produced by
Nishibori Shuzo CO., LTD., Japan

Japanese Whisky
哲 / Tetsu

Philosophy in every drop.
Creation is an eternal pursuit.

Nikko Kaido
Oyama Distillery
Produced by
Nishibori Shuzo CO., LTD., Japan

Japanese Whisky
哲 / Tetsu

Philosophy in every drop.
Creation is an eternal pursuit.

Nikko Kaido
Oyama Distillery
Produced by
Nishibori Shuzo CO., LTD., Japan

Japanese Whisky
哲 / Tetsu

Philosophy in every drop.
Creation is an eternal pursuit.

Nikko Kaido
Oyama Distillery
Produced by
Nishibori Shuzo CO., LTD., Japan

哲

[哲/Tetsu]
Japanese Craft Whisky

Philosophy in every drop.
Creation is an eternal pursuit.

僕はウイスキーをつくり、
ウイスキーに僕はつくられる。

まだどこにもないウイスキーをつくりたいと思った。
日光山系の自然伏流水と
清酒酵母と吟醸米の米粉を使った、
ここでしかつくれない
正真正銘のジャパニーズ・ウイスキーを。

正解がない。だから面白い。
自ら考え、暫定解を導き、試しては壊し、壊しては試す。
その繰り返しの中で、目指すウイスキーの姿と
僕の進むべき道がつくられていく。
僕は、進化する創造の力を日々確信している。

日本酒造りの技術と思想を取り入れた
ジャパニーズ・ウイスキーを。

2022年春、栃木県初となるウイスキー蒸留所
「日光街道小山蒸留所」が誕生した。
国登録有形文化財にもなっている西堀酒造の敷地内に、
創業当時からの精米蔵を蒸留所へと改築。
木造建築の味わいを残すたたずまいと、堆積された刻が醸す、
どの蒸留所とも違う匂いを誇らしく思う。

そもそも、日本酒蔵がなぜウイスキーづくりを始めたのか。
ひとつには地方の地酒文化を守り、
魅力ある酒蔵を存続させるため時代に即した
酒造りのスタイルを取り入れる必要があったからだ。
冬場は日本酒、夏場は蒸留酒。季節に適した酒と
集中的に向き合うことで持続可能な酒造りを目指そうと考えた。
蒸留酒、中でもウイスキーには底知れない可能性を感じ、
その深淵に飛び込んだ。

つくりたいのは日本酒蔵ならではのウイスキー。
清酒酵母、吟醸米の米粉、日光山系の自然伏流水…
今ここにあるものを活かしたウイスキーづくりのブリコラージュで、
ここでしかつくれない独自性を打ち出したい!
斯くして、日本酒造りの技術と思想と素材を取り入れた
ジャパニーズ・ウイスキーの全力創造が始まった…

このウイスキーが、日本酒という文化と歴史を繋ぎ、
未来を照らしてくれることを切に祈る。

西堀哲也

哲学・探究の日々、六代目蔵元 西堀哲也。

Tetsuya Nishibori

人は「飲む」とき、何を飲んでいるのか。それは単なる液体ではない。

その背後に広がる風土、時間、物語、そして無数の行為の蓄積を、身体という不可逆的な経路を通して取り込んでいるのだ。

ゆえに「飲む」という行為は、物理的摂取の動作にとどまらない。

それは、感覚を通じて世界を読み取り、自らの存在を物語る身体的な語りでもある。

profile

  • ・西堀酒造 六代目蔵元・取締役
  • ・日光街道 小山蒸溜所 製造責任者
  • ・一般社団法人日本ウイスキー文化振興協会(JWPC)メーカー評議員
  • ・一級酒造技能士:酒造(清酒製造作業)

1990年生。栃木県小山市出身。2013年東京大学文学部哲学科(思想文化学科哲学専修課程)卒業。東京大学硬式野球部所属(2009~2012)。大学卒業後、都内IT(ERP)システムベンダーのエンジニア職を経て、2016年末、家業の西堀酒造へ入社。入社後は日本酒、焼酎、リキュールの酒造作業に従事しながら、WEB・EC関連業務含むバックオフィス整備、海外輸出、新商品開発、新規事業開発等に取り組む。醸造遠隔管理システムの独自開発や、日本初のLED色光照射発酵日本酒等を考案(双方共に特許取得済)。2022年には酒造敷地内に栃木県内初のウイスキー蒸溜所「日光街道小山蒸溜所」を立ち上げ、製造責任者としてウイスキー、ウォッカ、ジン等の蒸留酒も造っている。

私たちは、日本酒蔵としての矜持をもとに、
精神性・手仕事・風土と向き合う姿勢を、
世界の酒文化に重ねあわせ、新たな形で表現していく。
定型や前例にとらわれず、
日本酒の発酵文化と和酒の叡智を総動員し、
日本固有の歴史・文化・伝統を映す一本を探究する。

その問いに、百五十年余にわたり日本酒を醸してきた酒蔵として、ひとつの暫定解を示す。
東洋と西洋、和酒と洋酒──
異なる文化を織り込み、響かせ合い、昇華させる。
文化とは、差異が交わり、生まれ変わり続ける営みである。
当代の革新は、やがて未来の伝統を芽吹かせる。
その生成の只中に、哲学するウイスキー『哲/TETSU』がある。